fuwaffuのブログ

お日様ポカポカ生活日記

会社から帰るのは大体19時半。

駅の改札をぬけ、重たいリュックを背負い階段をのろのろ上がる。まだ火曜日か。

 

私は決まって予備校時代を思い出す。汚いビルに入り階段の昇った先の長い廊下の1番奥の白くて重たい扉。

あと何日続くのだ。あと何日行けば開放されるのか。参考書で膨れ上がったリュックを背負って猫背になり、永遠に続く廊下をのっそりと歩く。

あの頃と何ら変わっちゃいない。いつだってどこへ行ったってあの薄暗い廊下の果ての扉は私の前からなくなっちゃくれない。

繰り返し繰り返しの日々。ぐるぐるの渦の中に吸い込まれ永遠に逃げることは出来ない。

 

ギターの練習がしたい。ご飯を食べ、風呂から出るともう全く体力が残ってない。22時か。昔から明日は授業だから、用事があるからといって、飲み会を断ってきた。明日も仕事があって疲れるから練習はしない。日常にまんまと屈服している。

さて、私は果たして本当に疲れたことはあるだろうか。疲れると予見し勝手に疲れている。好きなことをし、疲れて仕事が出来ないことは良くないことだろうか?仕事嫌いなくせに。いやむしろほんとは仕事が好きなのか?

渦から抜け出すことができなくとも、抜けだす気力を失ったらもう若さなんてこれっぽっちもないんだろう。